庄内一円では 2 月にアブラツノザメの漁獲がピークを迎え、食卓にサメ料理が並ぶ家庭も多い。しょうゆ漬けやみそ田楽の調理は簡単で、ホクホクとした軟らかい身が楽しめる。
アブラツノザメの体長は 30 センチから 1メートル。調理法はさまざまで、新鮮なら刺し身でも味わえる。
サメと言えば人を襲う魚というイメージが強いが、アブラツノザメは調理も簡単でおいしい。
骨は軟骨 1 本しかないので子どもにも食べやすい。

提供：さかた海鮮市場菅原鮮魚

このゆびとまれ情報

雄はオザメと呼び、大きくとも２kg程度。
メザメと呼ぶ雌は10kgにもなる。
鼠ケ関は底引き、三瀬周辺ははえ縄、飛島は刺し網。庄内では雌が、秋田では雄が好まれる。２月に入ると、腹に卵を持つ。
鮮度は色で見る。身が赤いものが新鮮。
時間がたつとアンモニア臭がするので早く処理する必要がある。
メザメはみそ漬けやしょうゆ漬けの焼き物や煮物に適していて、卵巣はすり鉢でつぶしてフライパンで焼いて食べたりもする。
みそ漬けにして焼く以外に煮物、みそ田楽、バター焼きなどにしてもおいしい。
オザメは生食も可能で、酢みそでぬたあえもいける。

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